熊谷朝臣の備忘録

自分のための備忘録です。時に告知板だったり、時に(誰も聞いてくれなかった)自慢話したりします。

ファーカー先生!!

今年の京都賞 www.kyotoprize.org では、基礎科学部門で、あのファーカー(Graham Farquhar)先生が受賞されました。で、まあ、縁あって授賞式と晩餐会に出席してきました。 しかし、よく考えると、今回の受賞理由ともなった、あの光合成生物化学モデル(フ…

近況報告・・・か?

随分と長いこと更新してませんでした。これからは真面目に更新します。いや、公的職業研究者として、こういう風に情報発信するのは、結構義務だと感じてるのですよ。ホントです。 で、まず、先日、Delさん(Delphis Levia教授@デラウェア大学)が、東大に訪…

なかなか甘くないな・・・

Nate McDowellが主著で、共著者の一人として(と言っても、共著者は総勢35名)参加しているレビュー論文(New PhytologistにTansley Reviewとして投稿したのだから、そりゃ難しいのは確かだけれど)「熱帯樹木の気候変動/乾燥化による枯死」が”再投稿を促さ…

マクロン大統領、やる気だ・・・。

ウチのフランス人留学生(ジュリー)に、先日のフランス大統領選についての話題ふったら、随分とエキサイト。負けた対立候補のこと、あんな奴、認める人間はフランスには一人もいない、とのこと。 で、新大統領のマクロンさんのこと話してたら、面白い動画紹…

創生プロのご報告

大事なことをご報告するのを忘れてました。 去る3月9日に品川・コクヨホールで気候変動リスク情報創生プログラムの最終成果報告会が行われました。そこで、多くの仲間たちに支えられて実行できました僕のグループの課題 北東ユーラシア・東南アジア熱帯に…

お知らせです。

僕の研究が新聞:東京新聞3月27日朝刊で紹介されました。 記者さんに立派な文章を書いていただいて感謝です。ここで記事を見れるようにしておきます。宜しかったらご覧ください。 http://tomo-kumagai.eco.coocan.jp/Tokyo_170320.pdf あ、申し遅れました。…

面白い絵 その3

なんか、最近こんなんばっかりですが。 書類整理してたら、こんなものが出てきました。誰かが(わざわざ)送りつけてきたものだというのは覚えてるんですが、誰だったか・・・。「あ、それ、俺だぁ。」って人、名乗り出てください。・・・日本人だったか?そ…

ちょっと考えた

稀勢の里が横綱になりました。 実は親方の鳴門親方、つまり、隆の里が大好きだったんですが(特に、あの僧帽筋、あんな風になりたかったんですが、無理でした)、生前、こんなこと言ってたそうです。 横綱になったら、今までの5倍稽古しろ。じゃないと、横…

面白い絵 その2

面白い絵、見つけました。Scienceのツイッターに出てたんですが。 うん、ここまで職業研究者やって、やっと、この絵の意味分かるようになりました。 これだから、 「科学者は素敵な商売だ、と自信を持って言えるけど、人には勧められない。」 ということにな…

あけましておめでとうございます

今年の正月は、ずっと家にいました。 例年のごとく、書初め、やったんですが、下のは2016年の次女の作品。 お母ちゃんだけでなく、自分のことも描写したのが進歩か?(すみません、名前を伏せさせてもらってます。) それで、下が2017年の作品群。 なんか、…

あぁ、また、僕たちのヒーローが逝ってしまった。 www.washingtonpost.com まだ、61歳、早すぎます。残念でなりません。 セラーズさんと言えば、あの、SiB(1)とSiB2です。どれだけ、あの一連の研究に刺激を受けたことか。そして、あの一連の素晴らしい研究も…

「No. oneじゃなくてOnly one」って言葉は嫌い

SMAP、結構好きなんで、これからどうなるのか気になるところです。 ・・・じゃなくて、表題なんですが、 No. oneじゃなくてOnly one って言葉、嫌いなんですよね。結構これ、逃げに使われてるんじゃないかと思って。 いや、別にそんなに深い意味あるわけじゃ…

みなさま、心に留めておきましょう

なんだろね?って題名ですが、僕の周りで一緒に仕事してる(若い)みなさんへのアドバイスです。為末大さんがこんなこと言ってました。 ”完璧”しか選択肢が無い人は、結局、何も成し遂げることのないまま人生を終える。 僕には研究のことしか言えません。な…

「沈黙」が映画になったどー

好きな本を3冊挙げろと言われたら、絶対選びます。そう、遠藤周作の「沈黙」です。 で、なんと、映画化が進んでたんですね。来年1月21日にはロードショーですよ。 chinmoku.jp 監督はマーティン・スコセッシ、彼なら日本の描写も変なことにならないでしょ…

現実逃避

毎年の事ですが、この時期になると、 科研が書けんのや を連呼します。あと、「向いてないのかな、この仕事・・・。」とか。で、つい余計なこと、しちゃったりします。最近出版された本の宣伝したりね。 www.cabi.org チャプターの一つ「熱帯森林水文学」を…

査読結果に対するヒトラー教授の反応

歴史的にヒトラーのやったことからすると、これは不謹慎なことなのですが、パロディとしては、やはり、(研究者から見ると)相当面白いので紹介します。論文書けなくて悩んでる人は、これ見て元気出してください。 www.youtube.com 頑張りましょう(僕もね)…

ローレンツの話で言いたかったこと

前回の話の続きです。何が言いたかったかって言うと、 狭き門より入れ、滅にいたる門は大きく、その路は廣く、之より入る者おほし。(「狭き門」アンドレ・ジイド、の冒頭に登場する聖書の言葉) なのです。もしくは、 王道を歩め。 でしょうか。 僕らの分野…

ローレンツの話:再録

ちょいと思うところあって、昔、日記に書いたこと再録します。 「ゾイデル海の水防とローレンツ」(科学者の自由な楽園、朝永振一郎著、岩波文庫)について思ったことです。 20世紀初め、オランダで水害防止のため、ゾイデル海の入り口にダムを造ることにな…

面白い絵

ウチの研究室の学生部屋のドアに面白い絵が貼ってありました。 こんな絵を貼るようなセンスの持ち主は、ウチの研究室には一人しかいませんね。 学位をそろそろ取りそうな人・取り終わった人には覚えがあるでしょう。 頑張りましょう。

ついでに、Gabyとの思い出

続いて、こんなことも思い出しました。 Gaby(Gabriel Katul先生)との思い出です。一緒に金閣寺行ったわけですが、後ろからこっそり写真撮られてたわけです。こんな感じで。 で、Gaby、これを世界中の仲間たちにメールしました。曰く、 「Tomoは、新しい研…

Ram先生との思い出―その2

Ram先生との会話の中で、印象に残ってることがあります。 何かの会話の流れの中で、誰かが、 「親は誰しも、子供の幸せ(happiness)を願うものだ。」 と言いました。それに対して、Ram先生、 「親が願うのは子供の成功(success)だ、幸せ(happiness)じゃ…

Ram Oren先生とのこと

長いことブログが更新されてない、と、最近指摘を複数受けたので、更新してみました。思い出すこともあったので。 Ram Oren先生がウチの研究室に滞在して帰国して、ちょうど1年くらいですね。あぁ、あれからもう1年たったのか、と。 Ram先生、九州大学で講…

近況

だいぶ更新してませんでしたが、最近、色んなことがありました。例えば、手術したり、入院したり。 で、まあ、既に退院して半月ほど経ちますが、退院して家に帰ったら、こんなのが貼ってありました。 うん、まあ、嬉しかったんでここで紹介させてもらう次第…

初心を思い出す

忘れないうちに書き留めときます。自分の研究のやり方を決めたきっかけみたいなものを思い出す機会がありました。 先日、ある再放送を見てて、戸塚洋二先生が、 どんなに美しい理論が提案されても、観測事実の前には否定される。観測屋は理論屋に、こう言う…

この本、読みなさい

昨日の出来事。 もはや、僕らの業種で、この本を読んでない/知らない人がいようとは、思ってなかった。っちゅうか、僕の研究室、どうも、ほとんどの人が、この本を知らないらしい。 図書出版 創元社 | 若き科学者への手紙www.sogensha.co.jp これから職業研…

幸せな人生

南部陽一郎先生が亡くなられました。ご冥福をお祈りいたします。 南部先生の業績に関する僕の知識は、一般向け科学雑誌レベルのものに過ぎませんが(それでも、南部先生が現代物理学の最高峰の一人であることは容易に理解できます)、その科学の裏にある”人…

Ram Oren先生が来てます

表題の通り、あの世界的植物水分生理学者であるDuke大学のRam Oren先生がウチの研究室に滞在しています。5月中旬に既に来られていて、8月下旬まで滞在の予定です。もう付き合いは長いのですが、もともと僕がほんの学生の頃からの憧れの方ですし、今回のRam…

長女の作品

飛行機の中で眠れるように、ということで、長女がアイマスク作りました。で、こんな感じ。 アイシャドウをしたまぶたをイメージしてるんだそうな。で、実際に付けるとこんな感じ。 いや、良いセンスしてるなぁと思うんですが、どうですか?

書初め

あけましておめでとうございます 本年もよろしくお願いいたします さて、ウチでは新年早々に書初めなどやりました。で、次女の作品。 これは・・・書初めの範疇に入るんですかねぇ・・・。でも、僕的には気に入ったので、ここで紹介させていただきます。確か…

ノーベル賞のお話

中村修二さん、ノーベル賞獲りましたね。それは、おめでとうございます、なんですが、ウチでの話題は、テレビで見たカリフォルニア大学での中村修二さんのスピーチ。女房が子供たちに聞きました。 あの英語、通じてると思う? で、子供たち、 通じてないと思…