現実逃避
毎年の事ですが、この時期になると、
科研が書けんのや
を連呼します。あと、「向いてないのかな、この仕事・・・。」とか。で、つい余計なこと、しちゃったりします。最近出版された本の宣伝したりね。
チャプターの一つ「熱帯森林水文学」を書きました。結構頑張って書いたつもりです。僕のチャプターだけでよろしければ、ご連絡下さい。pdf差し上げます。
ああ、Natureに、こんな記事出ましたね。
実は、このHansenさん、チャールズ皇太子主催のワークショップ
http://tomo-kumagai.eco.coocan.jp/0513.html
で、一緒に招待されてて、ホテルで朝食取ってたら、
「一緒に食べて良い?」
って言われて、内心「うぉぉ、あのHansenじゃぁ!」とか興奮しつつ、でも平静を装いつつ「あぁ良いよ。」なんて言って、2人で結構長い朝食を楽しんだ思い出があります。
でも、正直、このレベルの仕事は、日本でもやられてるんじゃないかなと思うんですが、実の所はどうなんでしょう?結局宣伝が上手なのでしょうか。向こうはGoogleとくっ付いてますしね。
・・・でも、やっぱり、決定的な違いは、批判に晒されることを承知で果敢にレベルの高いジャーナルに発表し続けてることかも知れません。Hansenさんの研究は、発表される度に、その前に受けた批判に打ち勝つロジックを加えられているような気がします。わざと何者かにぶつかっていって、その度毎に磨き上げられている感じがするのです。
日本の私たちの分野に欠けているもののような気がします。