熊谷朝臣の備忘録

自分のための備忘録です。時に告知板だったり、時に(誰も聞いてくれなかった)自慢話したりします。

更新します!!第一弾!!

 えっと、表題の通りです。4ヶ月更新してませんね。実に色んなことがありました。ちゃんと報告するのも職業研究者の義務と心得ております。

 んで、半年前から順を追って、報告します。

 まずは、昨年12月にあったアメリカ地球物理学連合(AGU)の発表会です。いつものサンフランシスコでなく、今回、ワシントンDCでありました。

ここんところずっと招待講演が続いてるんですが、今回もお誘いを受けました。ユーリヒ総合研究機構カールスルーエ工科大を主体とした研究グループのセッションで

Measuring Evapotranspiration: In Situ Approaches and Challenges

です。要するに「蒸発散観測について」ですが、「最近、僕が一番力を入れてるのは観測じゃなくてモデル、しかもDGVMだよ。」と伝えたところ、「それじゃ、モデル研究をやる上で観測研究者に対する要求ってあるでしょ?あと、観測研究者の立場からモデル研究者に対して言いたいことってのもあるよね。どっちもやってるアンタなら、それ両方とも言えるでしょ。言ってよ。」(そんなにフランクじゃなかったね、すみません)ってことで、こんな発表することになりました:

Hydrologic components description-strengthened dynamic global vegetation model (S-TEDy): model-data comparisons

セッションの責任者は、ドイツのグループだったんで、先日のエタースブルグの森林水文学ワークショップ関係で、てっきりDelさん(Delphis Leviaデラウェア大教授)の差し金と思い込んでたんだけど、全然、関係なく僕に辿り着いたんだね。いや、光栄なことです

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で、上が講演冒頭(飯田さん、写真ありがとうございます)。篠原先輩(宮崎大)が写ってますね。「20年ほとんど毎年、AGUに参加してきて、口頭発表は今回が初めてです。これが、記念すべき初AGU口頭発表です。こんな貴重な機会をくれて、セッション責任者グループに大感謝です。」ってことを言ってるところですね(多分)。

 実のところ、あんまり発表自体はウマくなかったなぁ(またか)と反省したところなんですが、それでも、複数の人(訛りからして、みんなヨーロッパの人だと思う)に、面白かった、早くS-TEDyの論文書いてくれ、早く、S-TEDyを誰でも使えるようにしてくれ、なんて言われると、もうちょっと頑張ろうって気になります。精進します。

 あ、ワシントンDC最終日に食べたステーキは美味かったなぁ。感動的でした。超有名スポーツ選手とか大統領とかまで食べに来るような店だとか(それを考えると、そんなに高くない)なんですが、店の名前、分かんなくなりました。思い出さねば。

 次は、ベトナム出張話です。